第一次オイルショック後も軽量化とコストダウンに励みました。原油高騰から1kmでも余計に走れるように、排ガス規制で出力が落ちたエンジンを助けるために、景気低迷で安く、ということで。今も中古市場で値が高い「86レビン」なんかその名残のように思います。その後、大食漢のロータリー「RX-7」が復活し、豪華な「ソアラ」なんかも登場。最近は衝突安全性の面からもどうしても重い車が多くなってしまいました。この文脈でくると、「今」のエンジニアは軽量化とコストダウンに加え「衝突安全性」も求められます。そうなると、筆者が記事で取り上げた「水に浮く鉄面皮」が大変意味を持ってきます。とても良い題材です。エンジニア達が今の問題を共有できれば、現場にまたあの頃のパワーが蘇る。そのための本が『低価格化/軽量化技術2010』でしょうか。次の記事もまた期待します。(2009/10/15)
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