雑感なので、すごく適当な記事です。 ■ 先日、日本三大怨霊という記事を書きました。 そのときに思ったのですが、時代によって「恐怖心」というのはかなり変遷があるわけで、人々がどのようなことを恐怖に感じていたかというのをさぐると面白いなぁということをちょっと思ったのです。 これは私が「へー」と思った話なのですが、古代神道だと、いわゆる「成仏」という概念はないのです。成仏というのはやっぱり仏教の概念なのですね。 古代神道では、人々は死んだら「黄泉の国」へ行くと言われていて、その「黄泉の国」ではふらふらとそのまま過ごす、みたいな感覚だったようなのです。だから「地獄に落ちる」という感覚がゼロですから、死ぬことの恐怖感はもちろんあったとは思うのですが、仏教伝来後とまたちょっと違う。 日本神話では、火の神を産んだために亡くなったイザナミを追いかけて、イザナギは生きたまま黄泉の国へ行くわけなんですけど、こ