「ルータ」「L3スイッチ」あなたの会社に合うのはどちら? 1990年代にWANの高速化を可能にする通信技術が普及したことで、 当時、数種類存在していた社内LANの通信メディアやプロトコルなどを、 マルチに適合させる役割として誕生したのが「ルータ」です。 1990年代後半には、TCP/IPスタックを標準装備した「Windows95」のヒットでPCが各個人に割り当てられ、社内LANが拡大。 これにより増大したトラフィックおよび端末台数を補完する形でL2スイッチが登場します。 L2スイッチとネットワーク間をつなぐ機器にはルータが使用されていましたが、 ルータはソフトウェアでルーティング処理をするためデータ転送のうえで遅延が発生し、大きな障壁となりました。 2000年代になると、L2スイッチ機能とルータ機能を統合した「L3スイッチ」が普及。 ルーティング専用に開発されたASIC(特定用途向けICチ