概要 IPv4 アドレスが枯渇しヴァーチャルドメインが普及する現代では,DNSとWell Known Portで構成されるアプリケーションの通信にTLS証明書問題などの不都合が生じることが稀に良くある.DNSとportmapを組み合わせたような賢いサービスディスカバリーシステムを導入していたらスマートなインターネットができたのではないのか,という考察を思考整理を兼ねて行ってみる. DNS ドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組み.10.0.0.1 だとわかりにくいから www.yuyarin.net という名前を付ける.名前を「解決」するとIPアドレスが得られ,アプリケーションは解決で得られたIPアドレスを使って通信を行う. ドメイン名からIPアドレスを解決することを正引き,IPアドレスからドメイン名を解決することを逆引きという.正引きは違うドメインが同一のIPアドレスを指すことができる