リコールの事件が起こったあたりまでは、ブクマカはその漫画家を褒め続けていたよね。ヘイト漫画描き始めたあたりから批判は増えてはいたけれど、それでもまだ情報をアップデートせず、ここ20年ほどの作品も読みもせず、25年ほど前の良いイメージのまま良き母でいい女だと絶賛したり「彼女は頭がいいからわざと露悪的にしているだけで本当は優しい人」と擁護し続ける人はいた。 漫画家本人に興味無い、作品は漫画家本人とは別、という反論は来るだろう。それはよくわかる。しかしそれならば漫画家本人を擁護したり何かと引き合いに出して褒めそやすべきではなかった。褒めるならば作品だけにすれば良い。娘さんが傷ついたのを、無知な人々の漫画家本人の「母親業」への絶賛がアシストした側面は意識すべきではなかろうか。 褒めるにあたって漫画家本人の発言や行動まで追わなければいけないわけではない。好きになったのが作品で、漫画家本人のことを知ら