兵庫県芦屋市で見つかった細川氏の大阪城石垣普請の採石場であることを示す刻印入り花崗岩=26日午後3時、兵庫県芦屋市 江戸時代の大阪城再建の際に使った石垣切り出し場の跡地がある兵庫県芦屋市で、豊前小倉藩・細川氏の家紋に似た刻印のある石が見つかり、同市教育委員会が26日、発表した。 これまでの石垣調査で、細川氏が担当した個所から平仮名で「あしや」と刻まれた石が多数見つかっているが、産地については現在の芦屋市のほか、細川氏の所領に近い福岡県芦屋町とする説があった。 同市教委は「芦屋市産を決定づける重要な証拠」としている。 見つかった石は花崗岩で幅約1・7メートル、高さ約1・2メートル、重さ約3トン。岩肌に、直径20センチの円形に9つの丸い点が刻まれていた。 細川家の家紋「九曜紋」の変形型とみられ、同家の採石場であることを示す「傍示石」の可能性が高いという。 再建工事は元和6(1620)年から約1