ダーツで席決め 好業績のカルビー、成長の源はオフィスにあった!:丸の内本社移転をきっかけに改革(1/4 ページ) “やめられない、とまらない”は、スナック菓子「かっぱえびせん」の有名なキャッチコピーだが、その販売元である菓子メーカー大手・カルビーの好調ぶりが止まらない。 過去5年間の業績は見事な右肩上がり。2014年3月期の連結売上高は1999億4100万円、営業利益は197億1700万円、純利益は120億8600万円だった。来月5月に決算発表を控えるが、2015年3月期通期の業績予想については、売上高は2130億円、営業利益は225億円を見込む。 好調の大きな要因が経営体制の刷新である。2000年ごろから国内市場の消費低迷などによって業績が伸び悩む中、“第2の創業”としてこれまでのオーナー経営から脱却。2009年6月、米Johnson & Johnsonの日本法人社長を務めていた松本晃氏