世界で21カ国目の同性婚合法国家、アメリカ 2015年6月26日、連邦最高裁が同性婚を禁止していたオハイオ州など4州の州法を、法の下での平等を保障する連邦憲法修正14条違反と断じました。これで一気に全米で同性婚が可能となったのです。世界で21カ国目の同性婚合法国家の誕生でした。 しかし聖書によって建国されたアメリカには戸惑いも渦巻いています。翌々28日に全米各地で行われた性的少数者のプライド・パレードにも眉をひそめる人が少なからずいました。その「嫌悪」はどこから来るのでしょう? それは22年前のハワイで始まった じつは「法の下での平等」というのは1993年にハワイ州の裁判所が全米で初めて同性婚を認めた時にも使われた論理です。ところがそれは当時、州議会や連邦政府に阻まれて頓挫します。それから22年、今回の連邦最高裁の判断までに何が変わったのでしょう? それを知るには46年前に遡らねばなりませ