タタルスタン視察団、「たたら製鉄」を見学 : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）ロシア西部・タタルスタン共和国の視察団が島根県を訪れ、たたら製鉄が行われていた雲南市吉田町の「菅谷たたら山内」（国重要有形民俗文化財）を見学、同市の速水雄一市長を表敬訪問するなどした。 タタール人は６世紀頃から、「たたら」に似た製鉄技術を持っており、鉄製武具などを作って他民族との戦いで使用してきたという。 視察は、同国のミンニハノフ大統領が昨年４月、日本の文化交流団体から「たたら」に関する情報提供を受けたのがきっかけ。 大統領は、自国の国名と発音が似ていることから関連を調べようと、国立投資会社社長兼ＣＥＯのアイヌール・アイデルディノフ氏（４５）や歴史学者のラファエル・ハキモフ氏（６８）ら３人を派遣した。 一行は１月２３日に菅谷たたら山内を訪れ、朝日光男施設長（７０）の説明を聴きながら、たたら製鉄が行われていた高殿などを見てまわった。 見学後、ハキモフ氏は「タタルスタンには雲南市のヤマタノオ
