前回は、事故直後に何をするべきか、その概略をご説明しました。ですが、事故処理係の警察官が来てからのお話はしていませんでしたので、今回はこの点をご説明します。 事故後110番通報をしたら、しばらくしたら警察官がやってきます。まずは普通のパトカーが来るかもしれませんが、そのあとに、いろいろな機材を積んだワゴンタイプのパトカーがやってきます。事故調査は、このパトカーに乗った警察官が行います。 彼らが行うのは、事故現場に残された客観的な証拠を集めることと、事故当事者や目撃者から話を聞くことです。 客観的な証拠は結構残っているものです。自転車でブレーキ痕が出ることはまずないでしょうが、自動車の場合ブレーキをかけたときのブレーキ痕が出ることがあり、そのブレーキ痕からは、自動車の走行速度が判明することがあります。 また、自転車が転ぶ際には、ペダルがアスファルトをこすることが多いです。そうすると、