Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)は17日、ミシシッピ州にあるNASAステニス宇宙センターのA-1試験台に、RS-25ロケット・エンジンの改良型を据え付けた。NASAの次期ロケット、スペース・ローンチ・システム(SLS)の第1段への装備を目指した、燃焼試験の準備が完了した。 このエンジンは「ナンバー0525」と呼ばれるもの。もともとはスペースシャトルのメイン・エンジン(SSME)として30年以上に渡って使用され、そこにSLSで使用するために、エンジンの制御システムや推進剤の流路などに改良が施されたものだ。試験は今週から始まる予定となっている。 SLS(Space Launch System)は、NASAとボーイング社が開発しているロケットで、2011年に引退したスペースシャトルの実質的な後継機として運用される。しかし、地球低軌道までしか行くことができなかったスペ