九工大が超ミニ衛星「鳳龍四号」公開 大きな夢乗せ2月12日打ち上げ [福岡県] 2016年01月05日 21時27分 超小型衛星「鳳龍四号」に搭載したカメラや太陽電池を示す九州工業大の研究グループ関係者=5日、北九州市戸畑区 写真を見る 九州工業大(北九州市)は5日、同大宇宙環境技術ラボラトリーの趙(ちょう)孟佑(めんう)教授の研究グループが開発し、2月に打ち上げ予定のH2Aロケットに搭載される超小型の放電実験衛星「鳳龍(ほうりゅう)四号」を公開した。 「鳳龍四号」は、高さ約45センチ、幅約42センチ、奥行き約43センチの四角形で重さは約10キロ。2012年に打ち上げた「鳳龍弐号」の後継機となる。「四号」は留学生も含めてアジア、フランス、アフリカ諸国など計18カ国からなるチームで、およそ2年をかけて開発した。 宇宙空間では、衛星の故障原因となる放電現象の仕組みを調べるため、衛星に取り付
文部科学省は2016年度、自然災害時に地形の変化などを宇宙から広い地域で観測する「先進レーダー衛星」の開発に着手する。 同じ役割を持つ現在の地球観測衛星「だいち2号」の後継機で、より高性能のレーダーを搭載する計画だ。 新衛星は、20年度に新しい国産大型ロケット「H3」の初号機で打ち上げる予定だ。16年度当初予算案に開発費1億円を盛り込んだ。 新衛星は、だいち2号と同じくレーダーを使い、夜間にも地表の撮影ができ、雲や雨に邪魔されずに観測できる。新衛星は、地表にある3メートルの大きさの物を見分けられる精度で、幅100~200キロ・メートルにわたる地形を一度に観測する性能を目指す。 だいち2号の観測幅は現在50キロ・メートルで、新衛星が実現すれば約4倍の性能になる。開発は宇宙航空研究開発機構( JAXA ( ジャクサ ) )が担う。総事業費は約320億円が見込まれている。
近年ロケットの打ち上げ失敗や人工衛星の故障などが相次いだロシアでは、宇宙産業の立て直しのため2016年1月1日付でこれまで同国の宇宙開発を取り仕切ってきた「ロシア連邦宇宙庁」(通称ロスコスモス)と2014年にロシアの宇宙企業を統合して発足した国営の「統一ロケット宇宙会社」 (ORKK) を統合、新たに国営「ロスコスモス」社が設立されたとのこと(sorae.jp)。 ロシアでは2012年頃から宇宙産業の再編が議論されており、2014年3月にRKKエネルギヤやクルニチェフといった宇宙企業各社が国営の統一ロケット宇宙会社に統合されたが(ORKK統合の解説)、今回それがさらに発展する形となったようだ。ロシアの省庁の国営企業化の事例としては、過去に原子力分野におけるロスアトム社があり、また宇宙関係では2015年に空軍と航空宇宙防衛軍が航空宇宙軍に改組されている。 日本の宇宙開発機関のJAXAへの統合
配備数世界一はF-16、しかし“時間の問題”か 「世界の空軍2016」では機種別の配備数もまとめられており、戦闘機は全世界で1万4552機が現役。そのなかで最も数が多い機種はロッキード・マーティンF-16の2264機とされ、うち971機をアメリカ軍が保有します。F-16は1974(昭和49)年に初飛行し、総出荷数は4500機を突破。未だに生産が続いていますが、退役ペースのほうがやや上回っており、少しずつ機数を減らしています。 戦闘機のうち、機種別の配備数が世界で最も多いF-16「ファイティング・ファルコン」。日本のアメリカ軍基地にも配備されている(写真出典:アメリカ空軍)。 そして2位はボーイングF/A-18の1047機、3位はスホーイSu-27/30の943機、4位はボーイングF-15の858機(うち自衛隊機201機)、5位はミグMiG-29の819機、6位はミグMiG-21の551機、
特徴的である日本の航空戦力 また日本は「作戦機(戦闘機・爆撃機)」が287機で10位、「特殊任務(偵察機・哨戒機)」が159機で2位、「輸送機」が70機で9位、「ヘリコプター」が625機で6位、「練習機」が444機で2位と「特殊任務」と「練習機」が特に抜きん出ており、「特殊任務」はP-3C哨戒機78機、「練習機」はT-4ジェット練習機201機がそれぞれ半数を占めています。なお、いずれも世界1位はアメリカ軍です。 洋上監視や救難、潜水艦や艦船の探知といった任務を行う海上自衛隊のP-3C哨戒機(写真出典:海上自衛隊)。 日本は自衛隊員数が25万と、軍用機配備数トップ10を占める国のなかでも“群を抜いて兵力の小さい”組織であり、島国という地勢上から航空機を重要視し、整備している点が大きな特徴といえるでしょう。また人員に対するヘリコプターや輸送機の多さからも、極めて航空機動力に富んだ防衛組織である
世界の軍隊における航空戦力に関し、2016年版の統計が発表されました。軍用機の配備数においては、特に極東の各国がランキング上位で目立っています。またそうしたなか、自衛隊はどのような状況にあるのでしょうか。 ダントツ1位はアメリカ軍 1年に1回、世界の軍隊における航空戦力の統計をまとめた「世界の空軍(World Airforces)」をリリースしているイギリスの航空専門誌『フライトグローバル』が去る12月、最新版となる2016年度版を公表しました。 軍用機の保有数がダントツで世界一であるアメリカ軍の戦闘機F-22「ラプター」(写真出典:アメリカ空軍)。 「世界の空軍2016」によると、全世界で軍用機の総数は5万2107機に達し、うち26%の1万3717機をアメリカ軍が保有しダントツの1位です。2位はロシア軍3547機、3位は中国軍2942機、4位はインド軍2086機、そして5位に自衛隊の15
テトラ中性子核のイメージ図と用いられた実験装置の模式図 テトラ中性子核内の4個の中性子の分布の想像図と実験に用いられたSHARAQ磁気分析装置。 © 2016 Keiichi Kisamori. 東京大学大学院理学系研究科の下浦享教授と理化学研究所らの研究グループは、中性子4個だけで構成されるテトラ中性子核を発見し、中性子物質研究の本道を拓きました。 自然界の物質質量の大半を担う原子核は、通常、陽子と中性子の組合せから成ります。そして、天然に存在する安定な原子核の陽子の数と中性子の数はほぼバランスがとれています。どれだけバランスが崩れた原子核が存在できるのかは、陽子や中性子を結びつけている核力の性質と深く関連しています。さまざまな組合せのうち、最も極端な中性子だけで構成される原子核が存在するか否かは、原子核研究における1つの重要な課題であり、実験的にも、理論的にも注目されてきました。現に、
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