ポータブルタイプのプロジェクターと言えば、いまいち“使えない”という印象持っている人も多いのではないだろうか。小型軽量でバッグに入れて持ち歩けるサイズは確かに魅力ではあるが、実際に使ってみると部屋を真っ暗にしてもくっきり表示できないこともざらにある。台形補正をはじめとする表示まわりの機能も貧弱で、きちんと長方形になるよう調整するだけで四苦八苦することも多い。 ところがこの2、3年ほどで、従来の印象を一掃するポータブルプロジェクターが続々と登場している。今回はこれらが従来製品からどのように進化しているのか詳しく見ていこう。 DLPパネルの採用、入力端子のHDMIへの統一で本体の小型軽量化を実現 一般的にポータブルタイプのプロジェクターというのは、サイズといった明確な定義があるわけではないが、市場ではおおむね1kg未満の製品を指す場合が多いようだ。最近では、これをさらに下回る500g前後の製品