今年も、世界最大級のコンピュータグラフィックスとバーチャルリアリティの学会でもあり祭典でもあるSIGGRAPHが7月31日より開幕した。明けて8月1日、今年も開催された基調講演で壇上に上がったのは、世界的に著名な映画監督、プロデューサーであり、脚本家でもあるジョージ・ルーカス氏。「スター・ウォーズ エピソード3」がこの夏に公開されたばかりで、まさに時の人の登壇ということで、非常に注目度が高く、多くの来場者が詰めかけた。基調講演という演目ではあったが、特に用意されたプレゼンテーションはなく、映画関連イベントのコンダクタを務めるBruce Carse氏との対談形式で行われた。 今年のSIGGRAPHの目玉の一つとなったジョージ・ルーカス基調講演だけに、注目度は高かった。開場1時間前からコンベンションセンターを取り巻く長蛇の列。 ジョージ・ルーカスご本人登場前には、彼の30年以上に及ぶ映画創作活