空き領域が少なくて効率よくデフラグできないなら、サイズも大きく、デフラグ時に移動不能な壁となるページ・ファイルを別ボリュームに一時的に移動するとよい。 Windows NTとともに、新しいファイル・システムであるNTFSが披露されたとき、マイクロソフトは、「NTFSでは、FATのようなフラグメント(断片化)は発生しにくい」という説明をしていた。しかし実際には、NTFSでも、ファイルの作成や削除を繰り返せばフラグメントが発生することが分かったし、フラグメントによってファイル・アクセスの速度が低下することも分かった。このためNTFSに対応したデフラグメント・ソフトウェア(断片化されたブロックを整理・移動して、なるべくファイルの物理的な配置が連続するように変更するソフトウェア)が長く求められてきたのだが、残念ながらWindows NT 4.0までは、システム標準のデフラグメント・ツールは提供され