企業システムにはライフサイクルがある。運用中のシステムは,成功体験やトラブル体験を重ねながら変化していく。やがてシステムは,環境の変化に対応できなくなり,維持コストが更改コストを上回ったタイミングで新規システムに更新する。更新しても100点満点にはなかなかならない。こういったライフサイクルをうまく循環させるのに,エンジニアが果たすべき役割は大きい。技術力,交渉力,指導力――どれも重要だが,忘れてはならないのが「体験力」だ。 進歩は体験と思考の結実 日経NETWORKは毎年,企業のネットワーク担当者を対象にアンケート調査を実施している。何人かには実際にお会いして取材している。印象に残るのは,体験に基づいて考え抜かれた過程を話してくれた取材だ。ある企業のネットワーク担当者は最低限の投資で無線LANのセキュリティを確保するために敷地の外への電波の漏出状況をチェック,別の企業の担当者は頻発するウイ
パソコンの高性能・大容量化やリッチ・コンテンツの多用などによって,ローカル・ディスクに大量の情報を蓄積する傾向が高まってきている。その一方で,簡便さを求めてオンライン・ストレージ・サービスの利用,セキュリティ上の心配からシン・クライアントなどの利用も進展している。こうした多様なコンピューティング環境にあって,パソコン・ユーザーはハードディスク障害やウイルス感染などにどのように対処しているのだろうか。 そこで,仕事で使うパソコンのバックアップについて2009年4月7~9日,ITpro会員を対象にアンケート調査を実施した。回答者総数は2019人。年齢構成は20代が6.0%,30代が29.0%,40代が43.5%,50歳以上が21.4%と比較的高い。 過半数がパソコン障害にあい,セキュリティ心配で自ら復旧 まず,ハードディスク障害やウイルス感染などでパソコンが使えなくなり,痛い目にあったことがあ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く