『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』という本が話題になっていた。 想定読者は40代後半から50代の大企業中間管理職のサラリーマンである。 著者の三戸政和さんは、40代後半から50代のサラリーマンを褒めちぎっている。 業界上位の大企業は長年の厳しい競争の中で勝ち残った勝者である。 そんな大企業には長年の激しい競争に勝ち残るだけのノウハウが蓄積されている。 大企業の中で働くサラリーマンは社内に蓄積された「勝利のマネジメントモデル」の使い方を習得し、当たり前のように使いこなしているのだと。 一方で、中小企業には大企業が当たり前にこなしているようなマネジメントのノウハウはない。 業務管理システムは存在せず、未だIT化もままならないような「型落ち」状態なのが中小企業の実態なのだそうだ。 そんな中小企業に大企業のノウハウを持ち込むだけで、経営が大きく改善する事例は多々あるのだと著者の主