医学誌『Current Directions in Psychological Science(心理科学の潮流)』に掲載された心理学の研究によると、人はストレス下で意思決定を行うと、ネガティブな側面を無視してポジティブな側面ばかりにフォーカスする傾向にあるそうです。 意思決定を行うこと自体もストレスを生じさせるものですが、大きな決断をするときには慎重に考え、選択肢をよく比較検討する必要があります。「Science Daily」誌は次のように説明しています。 人はストレス状況下で困難な意思決定を行うとき、自分が採ろうとしている選択の良い面ばかりに注目して、悪い面を無視する傾向にあります。たとえば、転職しようか迷っていてストレス下で意思決定をしようとすると、新しい会社への通勤の不便さを無視して給料の高さばかりにフォーカスしてしまうのです。 この研究結果は、日頃の意思決定に活かすことができます。