「CIOに就任した当時のIS部門は多くの問題を抱え、トップからの信頼も低かった」と語るソニーの長谷島氏。IS部門の生え抜きとして同社のシステムを誰よりも知る男が断行した改革とは? IT調査会社のガートナー ジャパンが主催する情報システム部門向けセミナーイベント「Gartner Symposium ITxpo 2008」が3日間の日程で開催している。初日の10月27日には、ソニーの業務執行役員でCIO(最高情報責任者)を務める長谷島眞時氏が「ソニーを支える情報システム戦略とその実践」というテーマで基調講演した。長谷島氏は「これからの情報システム(IS)部門は、企業のビジネスモデル構築にも積極的に関与すべきだ」と意気込んだ。 ソニーは3年前からビジネス戦略とIT戦略の整合をとるマネジメントプロセスを導入し、さまざまな改革を進めてきた。旗振り役として2004年にCIOに就任したのが長谷島氏だ。
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