能登半島地震で被災した石川県能登町の同世代を励まそうと、姉妹都市盟約を結ぶ宮崎県小林市の全21小中学校で10日、「おこづかい募金」が始まった。昨年夏、同町の中学生と交流を深めた細野中学校3年の藤田智大さん(14)と林優大さん(15)が発案し、市教育委員会に働きかけて実現した。18日まで。 姉妹盟約は1995年に締結され、96年から1年おきに、中学生が互いの自治体を訪れて交流している。新型コロナ禍を挟み4年ぶりに再開された昨年8月には、能登町の中学3年生16人が2泊3日で小林市を訪問。藤田さん、林さんら小林の中学生10人と交流を深めた。 断水など被災地の苦境を知った2人は1月4日、「能登の友人を助けるために募金活動をやりたい」と藤堂孝浩校長(60)に申し出た。交流事業には他校生徒も参加していることから、同校長が市教委に相談し、市内全校で取り組むことが決まった。2人で呼びかけ文も書き、9日、全