新機能の「スケジュールされたジョブ機能」を使えば、設定された時刻に定期的に自動実行される処理を、Microsoft Azure上で容易に実現できる。その実現方法を解説する。 はじめに 2012年末に発表されたAzureモバイル・サービス(以降、モバイル・サービス)の機能強化として、Microsoft Azure(旧称:Windows Azure)上に定期処理を実行可能な「スケジュールされたジョブ機能」が追加された。この機能を利用することで、バックグラウンド処理を行うジョブを作成し、設定された時刻に定期的な処理を自動実行させることが容易となった。これにより、例えば定期的なデータ整理・取得(古い情報や重複の削除、TweetやRSSの収集、画像や動画の処理)、定期的なプッシュ通知など、これまではコンピューティング・サービスで個別に作り込む必要があった処理を、モバイル・サービスの機能でも実現可能に