楽天トラベルの2010年度の国内旅行取扱額が前年度より15.6%多い約2379億円となり、JTBに次ぐ業界2位に浮上した。国内最大級の約2万6千軒の宿泊施設をサイトに登録する強みをいかし、ネット利用者を取り込んだ。 観光庁が18日、昨年度の速報値を発表した。国内旅行の総取扱額が、東日本大震災の影響で2.1%減の3兆6648億円となったのに対し、楽天は2ケタ増。ビジネス客に加えて、高速バス予約やレジャー客も堅調だった。ただ、海外旅行なども含めると業界6位にとどまっている。 国内旅行では首位のJTBが0.4%減の7092億円。3位は1.3%減の2348億円だった日本旅行。前年度2位の近畿日本ツーリストは6.4%減の2346億円で4位となった。