北海道新幹線の開業を来月に控え、北海道と青森県を結ぶ青函トンネルで、9日未明、新幹線の車両を使った初めての避難訓練が行われましたが、訓練中に停電が起き、列車が緊急停止するトラブルがありました。JR北海道によりますと、新幹線に電気を送るための変電所の切り替え操作が行われなかったため、停電につながったということです。 訓練では、青森県側から救助に向かった「救援列車」が旧海底駅の「竜飛定点」と呼ばれる地点に到着し、乗客役のJR社員などを新幹線から移して再び青森県側に引き返すはずでしたが、「竜飛定点」を出発した直後に停電が起き、トンネル内で緊急停止しました。 電源は5分ほどで回復したものの、安全確認などのため「救援列車」はおよそ40分遅れで新青森駅に到着しました。乗っていたおよそ300人にけがはなく、ほかの列車の運行に支障はありませんでした。 JR北海道によりますと、「救援列車」は新幹線の車両が使