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ブックマーク / jeremy.footballjapan.jp (21)

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: ごめんね、ピクシー、でも判定はまったく正しかったよ

    2010年1月2日:ドラガン・ストイコビッチのことは大好きだし、尊敬もしているけれど、元日の「玉田事件」についての彼の見解には同意しかねる。 要約すると彼は、74分にガンバのペナルティエリア内で玉田圭司が倒れたとき、グランパスにペナルティキック(PK)が与えられてしかるべきだった、と考えていたのだ。その時点でのスコアは1-1であったが、PKが与えられていれば、「ガンバ4-1グランパス」というスコアとはまったく異なった結果となっていたかもしれない、とグランパスの監督は試合後の記者会見で述べた。 ピクシーには悪いが、ダイビングとみて玉田にイエローカードを出したレフェリーの扇谷健司の判断はまったく正解だと私は思った。右サイドでじっくりとした組み立てがあったあと、玉田がガンバのボックス内に突進した。そのときの彼の体勢は右足でシュートを打つのに最適であったが、彼はシュートの代わりに体を地面に投げ出し

    masashichan
    masashichan 2010/01/04
    あら。ピクシー見苦しいな
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: ガンバを怒らせたマルキーニョスの余計な振る舞い

    2009年11月30日:先週土曜日のガンバ大阪戦で見せた鹿島アントラーズのパフォーマンスには、目を見張るべき点がたくさんあった。興梠のフィニッシュ、野沢の巧妙なゴール、この重要な試合をものにするのだという鹿島の選手たちの意欲と気迫。 ただし、試合終了間際の鹿島には私がどうしても好きになれない光景が見られたし、鹿島が勝利し、3年連続の優勝を達成するのであれば、今週土曜日の埼玉スタジアムで同じような光景は繰り返して欲しくないと思う。 その光景の主役となったのはマルキーニョスで、自らのテクニックを見せ付けるかのようにボールをふわっと浮かせ、ガンバの選手たちを嘲るような動きをしたのだ。このプレーは、すでに1-5の敗勢であったガンバの選手たちを大いに刺激した。 明神は頭から湯気が出るほど怒り、その怒りはマルキーニョスがパスを出した後のタックルとなって即座に表れた。また、前半にわざとらしいダイブで警告

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: “暫定”監督の座から抜け出せなかったマリノス木村浩吉監督

    2009年11月7日発:横浜F・マリノスが木村浩吉監督との契約を解除したというニュースは、それほど大きな驚きではなかった。資金も乏しく、常に“中村俊輔の影”に苦しめられるという難しい状況のなか、彼はよく頑張ってきたと思う。とはいえ、あくまで応急処置的な監督就任のように見られていた木村監督のもとで、マリノスは足踏み状態を続けていた。 経営陣は次なるステップへ移行する時期だと感じたようだ。私は、彼らの狙いはアルビレックス新潟の鈴木淳監督だとみていた。これについては2年ほど前、ちょうどアルビレックスのストライカー、エジミウソンが浦和レッズへ移籍した頃、時を同じくして彼のマリノス監督就任の噂があった。そして今回はまさに良いタイミングではないかと、私は思った。しかし、マリノスは木村和司氏の新監督就任を発表した。往年のスター選手ながら、監督経験のない彼に大きな仕事が与えられたのである。 木村浩吉監督は

    masashichan
    masashichan 2009/11/09
    「何とかチームを盛り上げようと、彼らは大洞窟のような日産スタジアムに詰めかけ頑張ってきたのだ。ただ、新しい監督の話が進んでいるかもしれないという期待をいつも胸に持ちながら……」う、うぐっ
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: エンスヘーデの苦い思い出

    土曜日のオランダ対日の親善試合、プレーした選手たちもさまざまな場面で苦しみを感じたかもしれないが、ブルーのユニフォームを応援していた者にとってはずっと苦い気分の試合だった。オランダがこれほどひどいプレーをしたのはかなり久しぶりかもしれない。モチベーションが欠けていたし、ペースを上げなくてはならないという切迫感も見られなかった。 それでも日は、長くボールを保持していたあいだに得点を奪うことができなかった。なぜ岡崎は、序盤にディフェンダーの頭越しの送られてきた俊輔からのパスをコントロールしようとしたのだろう? あんなにゴールに近かったのに、どうして直接打たなかったのだろう? なんと言ったって、彼にはディフェンダー越しに飛んでくるボールの軌道を読み、シュートを打てるポジョションに入るための時間は十分にあったのに。 前のパラグラフで、私はボールの「支配」ではなく、「保持」という言葉を使ったが、

    masashichan
    masashichan 2009/09/11
    「オランダはいつも身体的な強さを利用していた」
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 去る者は追わない主義で

    2009年7月15日:そういうわけで、ブラジル人ストライカーがまたもJリーグから湾岸諸国に流出しようとしている。今回はダヴィが名古屋を去り、カタールのウムサラルに移るそうだ。ところで、このような現象は、アジアのトップ・プロリーグとしてのJリーグの魅力あるいは評判の失墜を意味しているのだろうか? 個人的には、私はそんなことはまったくないと思っているし、エメルソンやバレー、ダヴィといったような選手たちが日の良さとこの地での生活を捨て、湾岸諸国より提示された金銭をとりたいと言うのであれば、行かせてやればいいと思う。代わりになるブラジル人選手に困ることなどないのだから。 それから日のクラブに絶対して欲しくないと思っているのは、ガルフ諸国からの税金非課税のオファーを断る代償として追加の金銭支払いを求めるエージェントにがんじがらめにされてしまうことである。そういうことはあってはならないし、このよう

    masashichan
    masashichan 2009/07/16
    顔のないリーグの、顔のないブラジウ人選手
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 日本の大黒柱

    2009年6月5日:現在の日本代表の大黒柱って、一体誰なんだろう? その問いに、多くの人々は、セットプレーの達人であり、多くのビッグゲームを経験してきた中村俊輔だと答えるだろう。あるいはひょっとすると、週末に赤色を身に纏う人々は、天性のリーダーシップとファイティングスピリットの持ち主、そして全般的な技術力の高さから闘莉王を選ぶかもしれない。 それじゃあ、私は誰を選ぶのかって? ここ最近の試合を見ていると、これはもうダントツで中澤佑二だろう。的確なポジショニング、そして闘莉王と違いケガにも強い。頼り甲斐があり、精神的支柱でもある。要するに、主将として大きく成長した中澤は、彼のよく知る岡田武史監督の右腕としてうってつけということだ。 実際、土曜日のタシケントで中澤が決勝ゴールを決め、2試合を残して日本代表が南アフリカ行きのチケットを手にしたとしても私はまったく驚かない。俊輔のコーナーキックから

    masashichan
    masashichan 2009/06/08
    予想当たり
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: “VVV” 活力(Vitality)、活気(Vibrancy)、勝利(Victory)

    2009年5月29日:水曜夜に大阪で行なわれた日対チリ戦、日本代表のプレーは素晴らしいものだった。将来に希望が持てるような活力溢れる戦いぶり、そしてチリに反撃の隙を与えないほどの活気。これらが4-0での快勝に繋がった試合だった。活力(Vitality)活気(Vibrancy)勝利(Victory)。この3つの“V”が、現在、田圭佑が在籍しているVVVフェンロの“VVV”を表しているといっても良い。 岡田武史監督の4-2-3-1のフォーメーションで、右の攻撃的MFとして中村俊輔の代わりを務めた田の、守備に対するエネルギーと意欲、そしてシュートはズバ抜けていた。公式記録によると、彼のシュートは、冷静に左足で決めた試合終了間際のシュートを含めて計7。これは、シュートチャンスに打つことを躊躇することの多い日人選手をいつも見ている私たちにとって嬉しい数字だ。 前半20分、岡崎の1点目のゴー

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: クラシックな“クラシコ”

    2009年5月26日:土曜日の午後、味の素スタジアムでの“多摩川クラシコ”は、その名に恥じない内容だった。このイベントは、東京スカパラダイスオーケストラによる「You'll never walk alone」のノリの良い演奏で始まり、川崎フロンターレが勝点3を獲得、さらにはFC東京の城福監督が怒り狂ったりと盛り沢山。 “JFK”こと城福監督は審判団に対してカンカンに怒っており、勝敗に関わる二つの重大なジャッジのせいでチームが2-3で敗北したと感じていた。 重要なジャッジの一つ目は、ブルーノ・クアドロスが鄭大世(チョン・テセ)のシャツを引っ張ったときのもので、反則があったのはペナルティエリアの内側ではなく外側だったのだから、レフェリーはPKではなくフリーキックを与えるべきだった、というのが城福監督の主張だ。二つ目は、フロンターレが2-2の同点に追いつくきっかけとなったフリーキックが不当である

    masashichan
    masashichan 2009/05/28
    「レフェリー、俺はタイミングを完璧に見計らってシャツを引っ張ったんだよ、ちょうどボックスのすぐ外になるようにな。どうしてそれがPKになるんだよ? みんな、騙されているんだよ!」
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 山瀬、前田の代表復帰は?

    2009年5月15日:これからの5試合の日本代表メンバー、約26名の選出に向け準備を進めている岡田武史監督だが、すでに何名かの選手の名前が候補として挙がっている。岡田監督にとって、6月前半に行なわれるワールドカップ予選、重要な3試合に先駆け5月27日、31日に開催されるキリンカップの2試合は、さまざまなことを試す良い機会なのだ。今回の代表チームにはヨーロッパ組も含まれる。とはいえ、監督がキリンカップでそのうち何人使うのかはまだ分からない。 中村俊輔を例にとってみよう。金曜日、JFA(日サッカー協会)によると、スコットランドのシーズン終了目前の中村は体調が万全でないうえ、グラスゴー・レンジャーズとの緊迫した優勝争いの真っ只中のセルティックはまだ重要な試合を2試合残しているという。セルティックのシーズン最終戦は5月24日、ホームでのハート・オブ・ミドロシアン戦となる。岡田監督はキリンカップで

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    masashichan 2009/05/19
    いいこと言った
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 播戸の大はしゃぎとキム・ナミルのロング・オウンゴール

    2009年5月12日:FIFA会長のゼップ・プラッター氏がことあるごとに言っているように、サッカーは情熱と感動のスポーツである。問題は、情熱も感動も度が過ぎると、イエローカードをもらってしまうという点だ。播戸竜二を見れば、それがよくわかる。 土曜日の万博記念競技場、播戸が交代で入り、10分後に今季初ゴールを決めたとき、スタジアムは喜びに包まれた。ゴール下隅への冷静なフィニッシュは、右側を走り込んできた播戸にぴたりと合わせた遠藤の質の高いパスから生まれたもので、これでレイソルは息の根が止まり、0-4の敗戦を受け入れるしかなかった。 播戸は自分のプレーが大好きなようだ。ゴールを決めたあと広告板を飛び越え、シャツを脱ぎ、それを頭上でくるくる回しながらトラックを疾走する姿を見ていて、それがよくわかった。チョ・ジェジンとレアンドロの加入によりスタメン獲得が困難になったが、その存在感をアピールしたいと

    masashichan
    masashichan 2009/05/14
    「ナミーーール・フローム・ハーフウェイライン!」これはちょっと煽りすぎでは(汗)
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: オーストラリアから学べ!

    2009年4月25日:日のクラブチームのレベルが、もしもオーストラリアのチームにとって目標とするレベルにあるというのなら、同時に、オーストラリアは日のチームの成長に一役かっているとも言える。技術的な面ではそれほどではないだろうが、体力的な面や精神的な面では間違いない。だからこそ、これら二つの異なるスポーツ文化のクラブ、そして国際レベルでの対決は面白い。先週のAFCチャンピオンズリーグの2試合も例外ではなかった。 火曜夜、土砂降りの等々力スタジアムで憲剛率いる川崎フロンターレは、苦戦の末、2週間前はアウェーで5-0と粉砕したセントラルコースト・マリナーズを2-1で破った。今回のマリナーズは驚くほど良くなっており、試合開始とともに積極果敢なスライディングタックルを繰り返し、ウェットなコンディションを楽しんでいるように見えた。当たりも、Jリーグで普段見られるものより強烈でヘビーだった。しかし

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: ロングボールで活路を開いたマリノス

    2009年4月14日:絵に描いたような見事なゴールは確かに気持ちの良いものだけれど、状況によっては、ロングボールを多用する、お馴染みのスタイルを押し通したってかまわないのだ。 土曜日の午後の三ツ沢球技場ではこの実例が見られ、横浜F・マリノスがひどい出来のヴィッセル神戸に5-0と大勝した。 5点のうちの3点が単純なロングボールをきっかけとして、ヴィッセルのディフェンス陣の処理ミスによって生まれたのだ。ちなみに、残りの2点は左サイドから切れ込んだ山瀬の右足での鮮烈なシュートと、キーパーの榎達也の頭上を越えて入った狩野健太のフリーキックであった。 試合開始直後の時間帯はいつも、ロングボールで相手チームを試すのが効果的だ。まず、まだ集中力が高まっていないときにいきなりプレッシャーをかけることで、相手のミスを誘うことができる。それから、自陣から離れた位置にボールを送り続けることで、自チームの選手が

    masashichan
    masashichan 2009/04/16
    ロングボール
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 惨敗の中で光った稲本

    2009年1月30日:水曜の夜、バーレーンでの0-1の敗戦。日は負けるべくして負けた。特にディフェンス面ではまったく良いところがなく、後半に入って同点に追いつこうとするなか、バーレーン・ゴールにプレッシャーを与え続けることさえできなかった。 当然ながらチャンスはあった。とりわけ前半、田中達也のスライディングしながらのボレー、そしてキャプテンの中澤佑二から賞賛された岡崎のニアポストからのヘディングシュート。それでも、日のプレーは引き分けにも値しなかった。 中澤はディフェンス面でカバーリングと積極果敢なプレーでゲームを支配し、日を重たい敗戦から救おうとした。試合終盤には“闘莉王スタイル”で何とか日を奮い立たせようとしたが、士気の上がらないチームメートからのサポートはあまりにも少なかった。 中澤以外で目立ったのは、中村憲剛と並んで岡田武史監督の4-2-3-1フォーメーションの、ミッドフィ

    masashichan
    masashichan 2009/02/02
    ほめる人、けなす人
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 遠藤の評価~トルシエは正しかった~

    2009年1月3日:1999年にナイジェリアで開催されたFIFAワールドユースを思い起こしてもらいたい。誰の名前が浮かぶだろうか? 高原と永井をトップに置き、山を左のウィングに。MFには小野、稲、そして小笠原。導入したばかりのフィリップ・トルシエ監督の“フラットスリー”ディフェンスの左サイドには中田浩二がいた。あのラインナップは、当に才能に満ち溢れていた。 スペインにつづいて堂々の準優勝、3年後の日韓ワールドカップ代表の基礎を築いたチームだった。 このチームの何人かの選手はヨーロッパへと巣立ち、また何人かは、ガンバの加地、遠藤、そして播戸のトリオのように時間をかけて国内で地位を確立していった。 いま、遠藤が選手としてピークに達していることは間違いない。そして、試合を重ねる毎に、日本代表への影響力が増している。 次のワールドカップでは、中村――2010年6月24日に32歳になる――に代

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: もう1度“アピール”のチャンスを与えられた阿部

    masashichan
    masashichan 2008/12/30
    「日本代表の“3-5-2時代” がどうやら終わってしまったことは寂しいのだが」
  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 皆が満足した、横浜でのゴール合戦

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: ストイコビッチの中のオシム的要素

    2008年11月19日:6試合で勝ち星なし。最大で勝点18が可能だったが、実際に獲得した勝点は4。最近3試合でのゴールは1つだけ……。降格の危機にさらされているチームにありがちな成績だ。 しかし、この場合は違う。この成績は名古屋グランパス――依然として3位につけ、3試合を残した時点でトップとは勝点差は2――のものなのである。 この状況は、混沌とした最近のJ1を象徴している。つまり、大詰めの重要な時期にさしかかっているのに、どのチームも連勝できず、混戦から抜け出すことができないのである。それゆえ、グランパスが今の順位を辛うじて維持することが可能になっている。 名古屋のドラガン・ストイコビッチ監督は、シーズンの終盤になりこのような不甲斐ない成績ではタイトル争いからの脱落は必至とわかっているが、同時にその長い経験から、サッカーでは、とりわけ日サッカーではどんなことも起こりえるのだということも

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 順当だけど、やっぱり驚き

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: フラッグのゲート、アレックスと“サー・アレックス”

    2008年9月24日:火曜夜のフクダ電子アリーナ、そして名古屋グランパスを相手に見事な勝利(2-1)を飾ったジェフユナイテッドにお礼を言いたい。最高の雰囲気のなか、ピッチの内外でフェアプレーが実践される好試合を、実のところ私は切望していたのだ。 土曜に柏でアントラーズ・ファンの関わる見苦しい出来事を見たあとだったが、この試合により私は日サッカーへの信頼を取り戻した。試合後の蘇我駅周辺には、まさに活気が満ちていた。そう、フクアリでの試合は、それほど良かったのである。 前半のグランパスはチャンピオンを目指すチームに相応しいプレーをし、小川の見事なロングシュートで先制した。しかし、後半開始直後の2ゴールでジェフが試合をひっくり返し、それからドキドキするような展開を、最後まで持ちこたえた。 その夜のジェフのヒーローは深井。決勝ゴールを決めたほか、ジェフの攻撃陣にスピードと気迫をもたらしていた。ジ

  • ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: ジェフのGK岡本が見せた、職責以上のもの

    masashichan
    masashichan 2008/08/21
    相変わらずダイブ大嫌いのジェレミーさん