代名詞の左足で21大会ぶりの栄冠に導いた。横浜F・マリノスの主将、中村俊輔選手(35)。欧州から8季ぶりに帰国した2010年以降では初めてのタイトルをつかみ、「優勝はサポーターに捧(ささ)げたい」と笑った。 1-0で迎えた前半21分だった。利き足の左足から放たれたコーナーキックが中沢佑二選手の2点目を生み出した。「リスクを最小限にして攻め、良い時間帯に決めることができた」。この日も縦横無尽にグラウンドを駆け回り、攻撃を組み立てた。 欧州や日本代表で輝きを放った希代のレフティーも35歳になる。10年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は、途中出場の1試合。もう限界か。そんな非礼な周囲の声を吹き飛ばす13年シーズンだった。 J1リーグで自己最多の10得点をマークし、史上最年長で2度目の最優秀選手賞を獲得。試練だって乗り越えてみせた。 昨年11月1日に胆のう炎で緊急入院。16食の絶食を
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