昨年以来何度か話題にのぼっていたノキア シーメンスネット ワークス(Nokia Siemens Networks:以下、NSN)の株式売却に関して、新たな進展があったようだ。 Wall Street Journal(WSJ)が米国時間27日、匿名の情報筋の話として、NSNに出資するノキア(Nokia)およびシーメンス(Siemens)と複数のプライベートエイクイティ(PE)ファンドとの間で続いていた交渉が不調に終わり、両社は新たな対応策の検討を迫られるのではないかと報じた。いっぽう、Bloombergでは「交渉が現在も続いている」とするシーメンス側のコメントを紹介し、WSJの報道を否定する格好となっている。 ノキアとシーメンスは2007年に、両社の通信機器関連事業を統合する形で合弁会社のNSNを設立(出資比率は50対50)。この際の契約期限が2013年となっていることから、同社の先行きをめ