空気の流れを考える 構成部品の発熱を考慮してケースの大きさを考えた後は、(4)「エアフローの善し悪しから選定する」を見て行こう。 これは若干(2)と(3)の補足となるが、広いリビングに居たとしてもせめて扇風機くらいは用意しなければと思うだろう。人間ならば冷房となるところだが、PCケースの場合はケースファン(=扇風機)に置き換えられる。 自作ブームが始まった頃のPCケース内蔵ファンサイズと言えば、80mm口径が主流だった。しかしその頃と比べモノにならないくらいの高スペック=高発熱体になったPCの構成部品にとって、当時のエアフロー能力では心許ない。そこでケースのデザインやレイアウトなどに改良が重ねられ、背面に120mmファン搭載スペースが確保されるようになる。 さらにハードディスクのGB単価が下がり、通信速度の向上により動画等の大容量データや音楽ファイルをたくさん詰め込む用途が増したことで、複
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