H.265/HEVCとよく併記されることが多いのですが、正式にはH.265(ISO/IEC 23008-2)のみが国際標準規格として定められています。HEVC(High Efficiency Video Coding≪高効率ビデオコーディング≫の略)は非公式な呼び方であり、扱いとしては通称の位置づけとなっています。 H.265/HEVCは現在主流のH.264/MPEG-4 AVCが規格されてから10年後の2013年にようやく国際標準化となりました。現在ではまだ利用範囲は限らていますが、今後様々なサービスへ利用が期待されるエンコード技術となっています。つまり次の10年を支えるコンコード技術と言えそうです。 H.265/HEVCが期待される理由H.265/HEVCが期待される理由はもちろんエンコードの効率化です。現在の地デジやBSデジタルで使われているMPEG-2と比較して約4倍のエンコード効