荻窪など落ち着いた街並みで知られる東京都杉並区が、癒やし系として評判を呼ぶ同区キャラクター「なみすけ」の関連商品を全国展開する。同区とライセンス(使用許諾)契約を結んだ企画制作会社「ファンワークス」(渋谷区)が支援するユニークな取り組みだ。 なみすけは、地域ブランド向上策として杉並区が平成18年夏に公募。281点の中から、東京芸大の女子学生の作品が選ばれた。「スギナミザウルス島に住んでいた妖精」という設定で、広報紙に登場。区が限定発売したぬいぐるみやストラップが人気を集めたことから、今回の積極策が打ち出された。 ぬくもりのある丸い形は、特に若い女性から支持され、幼児にも親しまれているという。ファンワークスは、なみすけが杉並区内を見て歩く公式ブログを開設。インターネットを通じて全国的な人気者に育てる方針だ。 その上で絵本や雑貨、映像ソフトなどを商品化しファン層を広げていく計画で、自治体の新戦