8日未明にかけて茨城県沖で起きた群発地震について、緊急地震速報が発生から大幅に遅れて送信されたことが問題となっている。その後の調査により、この遅れは 「茨城県に存在する時差」 が原因である可能性が出てきた。今後の再発防止策をどうするかをふくめ大きな議論を呼びそうだ。 この地震では最大震度5を記録する揺れが12回も発生。しかしいずれの揺れでも緊急地震速報の発信は地震の起きたあととなり、ひどいケースでは数十分という遅れが出ていた。気象庁地震津波監視課の横田崇課長は、主な原因を 「茨城県にある時差だろう」 と見ている。茨城県では、かねてから 都心では絶滅したはずのガングロ女子高生がいまだに健在 山田うどんが大ブーム など、ひどい時差の発生が報告されていた。こうした時空のゆがみが地震速報の伝達経路にも影響を与え遅延をもたらしたのだろう─というわけだ。 茨城に詳しい栃木県文化研究所の益子友康博士(4