【ニューヨーク=尾形聡彦】オバマ米大統領は14日正午(日本時間15日午前1時)すぎから、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)から1年になるのを機にニューヨークで演説した。リーマン・ショックが引き金となって経済危機が世界を覆ったが、米政府の景気対策などで「嵐はやみ始めた」と強調。再発を防ぐため国際的な協調が必要だと訴えた。 一方で、オバマ氏は、危機が収束するにつれて、金融業界ではすでに投機的な動きが目立ち始めているとの認識を示し、「向こう見ずな行動が許された日々に戻ることはない」と規制強化に向けた決意を強調した。今月下旬に米ピッツバーグで主要20カ国・地域(G20)の首脳が集う第3回金融サミットを前に、ホスト国として各国に連携を訴えた。リーマンは昨年9月15日に破綻。金融市場が大混乱しただけでなく、世界経済は100年に一度と言われる危機に陥った。
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