「NBC News」に掲載されたマリアーノ・ラホイ首相のコメントによれば、同国がこれまで良しとしてきた、3時間ほどの中休み習慣「シエスタ」の廃止が検討されているようです。「国全体の生産性を上げるため」との発言も。 これまでのスペインは、1日の労働時間が、8時〜13時半、17時〜20時の「jornadas partidas」という2部制になっており、昼下がりにお店や企業がお昼寝のために動きを停止してしまうところも多かったのですが、これが経済活動に大きな影響をもたらしていると指摘する声も少なくありませんでした。 「PBS」によると、スペイン国会は国民の多数が20時に仕事を終えているところを、18時にし、ワークライフバランスの向上を提案しているようです。すでに公務員のシエスタは2006年に廃止されていることからも、本気度が伺えます。