神戸市内の児童館で5月、小学2年の男児が20代の女性職員をバットで殴った事件を受け、神戸市は19日会見を開き、「職員がけがをしたのは申し訳ない。児童館には再発防止に向け注意喚起している」とした。 【写真】球技やペットなどに関する禁止事項が並ぶ公園の看板 市子ども家庭局こども青少年課の小林令伊子課長と北川哲也係長が会見した。 市によると、5月24日午後4時10分ごろ、職員2人が、児童館近くの公園に児童13人を引率中、男児が後ろから野球用のポリウレタン製のバット(75センチ)で女性職員の側頭部を一度殴ったという。市は「男児は公園で野球をしてはいけない決まりを不満に感じていたようだ」と説明している。 女性職員は病院で診察を受け、片耳が聞こえにくい状況が続いているという。現在も治療中で、休職しているという。女性職員は6月27日、兵庫県警に被害届を提出。県警は男児を傷害の非行内容で、児童相談所に通告