書店に足を運ぶと目にする本を売るための宣伝文句=POP(ポップ)。代官山蔦屋書店のブックコンシェルジュ、間室道子さんは、このポップ作りに何より力を入れ、書店を訪れた人に思わず本を手に取らせてしまうカリスマ店員として知られています。 本を売る極意とは何か、年間700冊を読む読書家でもある間室さんに、ビズプラスサンデーが話を聞きました。 ブックコンシェルジュとは Q: ブックコンシェルジュの役割とは何ですか。 間室さん: コンシェルジュは、門番という意味なんですね。私についてくださるお客様って、「間室さんの薦めてくれた本は思っていたものと違ったけど、面白かったし、あなたがなぜ私にこれを薦めてくれたのかに大変興味がある」と言っていただける方が多いんです。ネットで本を検索して買おうとすると、「この本を買った人はこんな本も買ってます」という、あくまで類似のお薦めしかできないですよね。逆転の発