「政権選択」の是非をめぐり自民党と民主党が全面対決する構図の中、9人が立候補した東京1区。平成19年の参院選で独特の選挙運動を展開し、脚光を浴びたスマイル党のマック赤坂総裁(60)も参戦した。「政治を通して日本全国にスマイルを広げる」と意気込む赤坂氏の素顔に迫った。 渋谷駅前のハチ公近くのスクランブル交差点。恒例の街頭演説が始まる。所有する2台の高級外車を横付けすると、サンルーフから体を乗り出し、「マックです!」と笑顔で一声。マラカスを振りながら尾崎豊や植木等を歌い、自ら考案した「スマイルダンス」などを披露した。 「(高級外車で)街頭に立って『ばかじゃないか』と批判されることもある。でも、大まじめですよ」。一見、派手で突拍子もないパフォーマンス。だが、「すべてに意味がある。尾崎の歌は若者へ、植木の歌は心が疲れた人たちへのメッセージ。ダンスは運動療法です」と解説する。 「世間でいう『普通』の