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ブックマーク / nazology.net (18)

  • 顔写真から「うつ病」を75%の精度で判断できるAIアプリ - ナゾロジー

    うつ病(または大うつ病性障害)は、患者数が世界で3.5億人にも上ります。 日であれば、15人に1人が生涯のうちに1度はうつ病を経験するようです。 これほど一般的な病気であるにも関わらず、うつ病を自覚することは簡単ではありません。 そこでアメリカのダートマス大学(Dartmouth College)に所属するアンドリュー・キャンベル氏ら研究チームは、スマホで撮影した顔写真を使い、うつ病かどうか判断できるAIアプリを開発しました。 現在は75%の精度ですが、5年以内には90%の精度で一般利用が可能になるかもしれません。 この研究は2024年5月開催の国際学会「CHI 2024」にて発表予定で、先行して論文がプレプリントサーバ『arXiv』に公開されています。 Phone App Uses AI to Detect Depression From Facial Cues https://hom

    顔写真から「うつ病」を75%の精度で判断できるAIアプリ - ナゾロジー
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    mashana 2024/03/08
  • 「意思決定の仕組み」がついに判明(ハーバード大学) - ナゾロジー

    意思決定とは、どんな現象なのでしょうか? 米国のハーバード大学で行われた研究によって、意思決定が行われる際に、脳内の神経ネットワークが使用する「基礎的なルール」が判明しました。 研究では特にT字路での二者択一の状況という、最も単純化された意思決定が調べられており、根幹となる仕組みに迫っています。 これまで意思決定の起こる仕組みについて多くの理論が提唱されてきましたが、皮質において実際に確認できたのは今回が初めてとなります。 どんなニューロンが接続され、どのように発火することが「意思決定」となるのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年2月21日に『Nature』にて掲載されました。

    「意思決定の仕組み」がついに判明(ハーバード大学) - ナゾロジー
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    mashana 2024/03/04
  • 「漠然とした不安」が生じる脳領域を特定!人為的操作で不安を打ち消すことにも成功 - ナゾロジー

    「少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である」 作家、芥川龍之介は死後に見つかった手記の中で、自殺の理由についてそのような言葉を残しています。 そういう得体の知れない不安に襲われることは誰しもあることです。 では、この不安感はどこから生じているのでしょう? 東北大学は新たな研究で、この得体の知れない不安を引き起こしている脳領域の特定に成功しました。 さらにマウス実験では、その脳領域を光を使った光遺伝学的な操作をすることで不安感を人為的に抑制することができたのです。 この成果は不安障害の新たな治療戦略として大いに期待されます。 研究の詳細は2024年2月10日付で科学雑誌『Neuroscience Research』に掲載されました。

    「漠然とした不安」が生じる脳領域を特定!人為的操作で不安を打ち消すことにも成功 - ナゾロジー
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    mashana 2024/02/18
  • 人のあらゆる感情はたった4つの単語から派生している - ナゾロジー

    人の感情はたった4つの単語から派生しているのかもしれません。 東京理科大学の池口徹氏らの研究チームは、感情に関する言語のcolexificationに着目し、人間の感情表現における中心となる単語を特定することを試みました。 Colexificationとは1つの単語が複数の概念の意味を持っている現象を意味します。 彼らは、colexificationに注目することで、その言語が概念をどのように捉え表現しているかを明らかにすることができると考えたのです。 分析の結果、「GOOD(良い)」「BAD(悪い)」「LOVE(愛)」「WANT(欲しい)」が、感情表現の複雑なネットワークの中心ハブとして機能することを発見しました。 研究チームは「感情表現の中心的な概念を理解することは、新たな言語学基盤の創出する可能性を秘めている」と述べています。 研究の詳細は、学術誌「Scientific Report

    人のあらゆる感情はたった4つの単語から派生している - ナゾロジー
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    mashana 2024/02/17
  • 「共感する能力」をもったロボットが開発される。 社会的能力を備えたAIへ一歩前進! - ナゾロジー

    若者が高齢者に席を譲ったり、階段を登る時に手を差し伸べてあげたりする場面を見かけたことがあるでしょう。 これは、人間がもつ「心の理論」または共感能力による行動です。ヒトは自分と違った状況にいる相手を思いやり、理解できるのです。 そして、アメリカ、コロンビア大学のコンピューター科学者ボユアン・チェン氏ら研究チームは、1月11日付けの科学誌『Scientific Reports』にて、視覚情報から相手が好む行動を予測できるAIを作成しました。 これは共感能力の1つであり、複雑な社会的能力を備えたAIの作成に寄与します。 >参照元はこちら(英文)

    「共感する能力」をもったロボットが開発される。 社会的能力を備えたAIへ一歩前進! - ナゾロジー
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    mashana 2024/01/19
  • 東京大学が「因果を打ち破って充電」する量子電池を発表 - ナゾロジー

    因果を破って充電します。 東京大学で行われた研究により、因果律の壁を打ち破る新たな手法によって、従来の量子電池の性能限界を超えることに成功しました。 これまで私たちは古典的な物理学も量子力学でも「AがBを起こす」と「BがAを起こす」いう因果律が存在する場合、一度に実行できるのは片方だけであると考えていました。 しかし新たな充電法では、2つの因果関係を量子的に重ね合わせる方法が用いられており、「AがBを起こす」と「BがAを起こす」という2つの因果の経路から同時に充電することに成功しました。 研究者たちはこの方法を使えば、既存の量子電池の充電能力を高めることができると述べています。 しかし因果律を破るとは、具体的にどんな方法なのでしょうか? 今回はまず因果律を打ち破る不確定因果順序(ICO)と量子電池の基的な仕組みを解説し、その後、2つの量子世界の現象を組み合わせた今回の研究結果について紹介

    東京大学が「因果を打ち破って充電」する量子電池を発表 - ナゾロジー
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    mashana 2023/12/27
  • ロボットによって「完全自動化したファーストフード店」がついに登場! - ナゾロジー

    多くの堂やレストランで、注文を取るのは人間ではなく、タッチパネルです。 またファミリーレストランの「ガスト」で働く型ロボットが話題となったように、一部のレストランでは、配膳すらロボットが行うようになっています。 そしてついに、完全に全自動化した飲店が登場することになりました。 2023年12月より、アメリカのカリフォルニア州の都市パサデナに、世界初の完全自動化したファーストフード店「カリエクスプレス・バイ・フリッピー(CaliExpress by Flippy)」がオープンしたのです。 そこでは、注文が入ってからロボットが作る熱々のハンバーガーやポテトをべることができます。 詳細は、レストランロボット開発会社「Miso Robotics」の12月5日付の『プレスリリース』で確認できます。 Fully autonomous restaurant set to open in Pasa

    ロボットによって「完全自動化したファーストフード店」がついに登場! - ナゾロジー
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    mashana 2023/12/23
  • 情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している - ナゾロジー

    情報理論は世界の秘密を暴くのでしょうか? 英国のポーツマス大学(UOP)で行われた研究によって、情報力学第2法則の存在は、私たちが存在する宇宙全体がシミュレーションであることを示すとする、興味深い結果が発表されました。 情報力学は情報は宇宙の基的な構成要素であり、エネルギーと質量の両方を持つ物理的な存在であると定義しており、既存の情報熱力学とは厳密には異なっています。 また情報力学第2法則においては、あらゆる現象の情報内容は最小限に抑えられる傾向があるとされています。 新たな研究ではこの情報力学の第2法則による情報圧縮が、生物の遺伝情報や原子の情報量、数学的対象性、さらには宇宙全体に対して普遍的に適合できることを示しています。 また情報圧縮が起こるように世界がプログラムされているのは、この世界をシミュレートする演算機の負荷を軽減する目的があるためだと述べられています。 情報力学は、私たち

    情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している - ナゾロジー
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    mashana 2023/11/01
  • がん細胞を「普通の細胞」に転職させる新たな方法を開発! - ナゾロジー

    殺せないなら、仲間に加えればいいようです。 米国のコールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)で行われた研究により、増殖力が高い危険な肉腫細胞を、普通の筋肉細胞に変化させる技術が開発されました。 これまでがん治療は、腫瘍を手術で取り除いたり抗がん剤などでがん細胞を殺すことで「体からの排除」が行われていました。 ところが新たな方法ではがん細胞に「がん」という属性を捨ててもらい、普通の細胞として生きていく共存共栄が目指されています。 しかし、極めて強い増殖力と適応力を持つがん細胞たちに、そう簡単に「転職」してもらえるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年8月28日に『PNAS』に掲載されました。

    がん細胞を「普通の細胞」に転職させる新たな方法を開発! - ナゾロジー
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    mashana 2023/09/05
  • 毎日お風呂に入ると「うつ病」を予防できると判明! - ナゾロジー

    うつ病は、日常生活に支障が出るほどの強い気分の落ち込みや倦怠感が続く精神疾患です。 患者数は世界的に増加傾向にあり、日でも過去20年で倍増し、今では100万人を超えています。 さらに追い討ちをかけるようにコロナパンデミックが発生し、若者や失業者の間でも患者数が急増している深刻な状況です。 そんな中、東京都市大学の研究チームは、毎日お風呂に入ることでうつ病の発症リスクが低下する可能性を発見しました。 入浴には数多くの健康メリットがありますが、うつ病の予防にも効果があるのかもしれません。 研究の詳細は、2023年7月24日付で学術誌『The Journal of The Japanese Society of Balneology, Climatology and Physical Medicine』に掲載されています。

    毎日お風呂に入ると「うつ病」を予防できると判明! - ナゾロジー
  • 仕事中の脳の疲れは「何もしない5分休憩」で十分に回復すると判明! - ナゾロジー

    仕事をする上で「休憩」は欠かせませんが、皆さんはどんな休憩を取り入れているでしょうか? 近くを散歩したり、コーヒーを淹れてみたり、音楽を聴いてリラックスしたり、軽くストレッチしたりと、色んな休憩法が実践されています。 もちろんそれぞれに利点がありますが、外に出たり道具を用意したりと少し手間がかかることは否めません。 しかし豪シドニー大学(University of Sydney)の最新研究で、注意力や集中力を回復させるには「何もしない5分間の休憩」で十分であることが明らかになったのです。 その身ひとつでできる点で「最も効率のいい休憩法」と呼べるかもしれません。 研究の詳細は、2023年6月18日付で学術誌『Educational and Developmental Psychologist』に掲載されています。

    仕事中の脳の疲れは「何もしない5分休憩」で十分に回復すると判明! - ナゾロジー
  • 音を「量子的重ね合わせ」にすることに成功!「聞こえる+聞こえない」の不思議 - ナゾロジー

    量子の世界では音も奇妙になるようです。 米国のシカゴ大学(UChi)で行われた研究により、音の最小単位であるフォノン(音子)を量子的な重ね合わせにすることに成功しました。 重ね合わせ状態になった1個のフォノンは2つの場所に同時に存在するようになり、観測されるまでどのマイク(収音器)に辿り着くかわかりません。 音が「聞こえる状態」と「聞こえてない状態」が重なり合う不思議な世界では何が起こるのでしょうか? 今回はまず光子を例にとって量子現象を説明しつつ、フォノンにも同じ量子的振る舞いが起こる様子を紹介していきたいと思います。 研究内容の詳細は2023年6月8日に『Science』にて掲載されました。

    音を「量子的重ね合わせ」にすることに成功!「聞こえる+聞こえない」の不思議 - ナゾロジー
  • 街のデザインによっては都市部より郊外に住む方が「うつ病リスク」が高くなる! - ナゾロジー

    都会の暮らしは、光害や騒音、大気汚染といった様々なストレスに晒されやすいことは周知の事実です。 実際、都市部の生活者は農村部に比べて、うつ病のリスクが高くなることを示した研究も数多くあります。 しかし今回、米イェール大学(Yale University)、デンマーク・オーフス大学(Aarhus University)らの国際研究チームは、一部の郊外では都市部よりもうつ病になる可能性が高くなるという意外な事実を発見しました。 都会より静かで平和なはずの郊外が、どうしてメンタルヘルスに悪影響を及ぼすのでしょうか? 研究の詳細は、2023年5月24日付で科学雑誌『Science Advances』に掲載されています。 New Research Reveals Which May Be Better For Mental Health: The City or The Suburbs https:

    街のデザインによっては都市部より郊外に住む方が「うつ病リスク」が高くなる! - ナゾロジー
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    mashana 2023/05/30
  • 現代の「降雨モデル」は時代遅れでダムが有効に機能しなくなっている - ナゾロジー

    「最近、洪水のニュース多くない?」 そう感じている方は相当数いるでしょうし、実際、洪水による被害は世界各地で増加傾向にあります。 この問題について、豪ニューサウスウェールズ大学(UNSW)、メルボルン大学(University of Melbourne)の研究チームは、現行の降雨モデルがすでに時代遅れとなっており、既存のダムでは温暖化に伴う降水量の増加に対処できなくなっている可能性を報告しています。 ダムや堤防などの大規模インフラは、潜在的な最大降水量を考慮した「降雨モデル」に基づいて設計されます。 このモデルの前提が崩れているなら、治水対策は有効に機能しなくなり洪水は増え続けることになってしまいます。 研究の詳細は、2022年11月15日付で学術誌『Water Resources Research』に掲載されています。

    現代の「降雨モデル」は時代遅れでダムが有効に機能しなくなっている - ナゾロジー
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    mashana 2022/11/20
  • アルファベットの原型「カナン人が書いた文章」を世界で初めて発見! - ナゾロジー

    アルファベットの発明は紀元前1800年頃まで遡り、イスラエルの古代民族「カナン人」によって使用され始めました。 このカナン人の文字体系(以下、原カナン文字)は、今日世界で使われているほぼ全てのアルファベットの原型となっています。 一方、原カナン文字の発見例はきわめて稀であり、過去に断片的な単語が見つかっているに過ぎませんでした。 しかしこのほど、イスラエルのエルサレム・ヘブライ大学(HUJ)らの研究により、約3700年前の象牙の櫛(くし)の表面に、意味の通った原カナン文字の文章がついに発見されたのです。 研究者いわく「これはカナン人が書いた文章を世界で初めて目にした瞬間である」とのこと。 その記念すべき最初の文章は「私の髪と髭からシラミを取り除きたまえ」でした。 研究の詳細は、2022年11月9日付で学術誌『Jerusalem Journal of Archaeology』に掲載されていま

    アルファベットの原型「カナン人が書いた文章」を世界で初めて発見! - ナゾロジー
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    mashana 2022/11/13
  • MRIで「頭に浮かべた文章」を読み取れるAIが登場!逆に思考盗聴を防ぐ方法も検証される! - ナゾロジー

    AIがヒトの心を読み始めました。 米国のテキサス大学オースティン校(The University of Texas at Austin)で行われた研究によれば、脳活動を測定するMRI装置からのデータをもとに、人間の思考を「かなり」正確に読み取れるAIを開発した、とのこと。 これまで脳内の思考を読み取る方法としては、脳に直接差し込んだ電極からのデータを利用する方法が主流でしたが、新たに開発されたAIは頭蓋骨に穴を開けることなく、MRI内部の人間の思考を読み取ることが可能です。 専門家たちはAIが脳内プライバシーを侵害する潜在的な可能性を指摘しましたが、研究ではAIによる脳内盗聴を防ぐ極めて効果的な方法も同時に発見されました。 いったいどんな方法が、脳内プライバシーの防壁として働いたのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年9月29日にプレプリントサーバーである『bipRxiv』にて公開されて

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    mashana 2022/10/27
  • 1本の光ファイバーと1個のチップで毎秒1.84ペタビット(全世界通信量の2倍)の情報送信に成功! - ナゾロジー

    IT革命から20年以上が経過した現在、全世界では毎秒1ペタビット弱(100万ギガビット弱)に及ぶ情報がネットの世界を飛び交っています。 これら膨大な情報は無数の人工衛星や海底の光ケーブルなどを介して行き来していることは、周知の事実と言えるでしょう。 しかし今回、デンマークのコペンハーゲン大学(The University of Copenhagen)の研究で、全世界の通信量の2倍に相当する毎秒1.84ペタビットの情報を、たった1の光ファイバーとたった1個チップを使って、7.9キロ離れた場所に送信することに成功しました。 情報技術の発展スピードが目を見張るものであるのは誰もが知ることですが、今回は特に別格のブレイクスルーと言えるでしょう。 しかし、いったいどうやったら地球2つ分の情報通信量を簡素なシステムで送信できたのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年10月20日に『Nature P

    1本の光ファイバーと1個のチップで毎秒1.84ペタビット(全世界通信量の2倍)の情報送信に成功! - ナゾロジー
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    mashana 2022/10/25
  • 使用言語に関係なく脳活動から言葉を翻訳するAIが登場! - ナゾロジー

    未来の翻訳は全て脳活動の測定で行われるかもしれません。 米国の「Meta AI」社で行われた研究によれば、脳活動を脳磁場や脳波を測定することで、人間が聞いたり話している音声や単語を当てられるAIを開発した、とのこと。 この技術が発展すれば、言語にとらわれない翻訳が可能になります。 将来的には、脳活動から読み取られたデータを意味のある音声に変換することで、麻痺により言葉を介して意思疎通がとれなくなってしまった患者に、自らの言葉を伝える手段を提供することも可能になるでしょう。 脳活動と音声のリンクは、脳とコンピューターを接続するブレイン・コンピューター・インターフェースを実現する新たな方法として期待されています。 研究内容の詳細は2022年8月25日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されています。

    使用言語に関係なく脳活動から言葉を翻訳するAIが登場! - ナゾロジー
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    mashana 2022/09/10
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