「命名」という悩ましい問題 中身を反映した、分かりやすい名前を付ける。あえて説明することではないかもしれないが、大切な考え方だ。そして、誰にでも分かる名前を付けるということは実は難しい。 シェルスクリプトを作っていると、繰り返し使う部分を関数としてまとめ、再利用しやすくすることがある。特に、その部分が長くなってきたら、関数としてまとめた方がよい。これは、どのような言語でも、プログラムを作っている人なら当たり前にやっていることだろう。 ここで、ARP(Address Resolution Protocol)キャッシュをすべて消し去るスクリプトを書くと想定しよう。 ARPコマンドを順に実行して、キャッシュを一掃するには、いくつかの手順を踏む必要がある。まず、「arp -an -i インターフェイス名」でキャッシュの内容を一覧する。 % arp -an -i em0 ? (192.168.1.1