終身雇用の“終わり”で「ジョブ無しおじさん」は生き残れるか 城繁幸氏に直撃:経団連・トヨタのトップが示唆(1/4 ページ) 財界トップが相次ぎ終身雇用の見直しに言及。年功序列から職務給への移行で「ジョブ無しおじさん」は生き残れるか。人事コンサルタントの城繁幸さんに直撃。 経団連の中西宏明会長やトヨタ自動車の豊田章男社長など、財界トップによる終身雇用の見直しを示唆する発言が波紋を呼んでいる。正社員が定年まで勤め上げる仕組みが前提とされてきた日本企業の在り方が、大きな転機を迎えようとしている今。日本の人事制度、特に終身雇用に鋭い批判を投げかけてきた、人事コンサルタントで作家の城繁幸さんに直撃した。 「就活ルール廃止宣言」の衝撃 ――今回の相次ぐ財界トップによる「終身雇用は難しい」といった発言についてどう評価しますか? 城: 画期的なことだと思います。従来の日本の経営者は、連合(日本労働組合連合