俺、大晦日なのに中国でパイオニアの液晶テレビを購入したんだ:山谷剛史の「アジアン・アイティー」(1/2 ページ) 中国では、2009年あたりから液晶テレビの販売競争が激しくなった。都市部住民を対象にした家電“買い換え”促進政策「以旧換新」や、農村部住民を対象にした“新規”家電購入促進政策「家電下郷」を開始してから、中国の家電メーカーは「以旧換新」「家電下郷」に関連した独自の特別キャンペーンを実施し、これがきっかけで製品の低価格化が進んだ。 ただ、このような政策主導のキャンペーンとは関係なく、淘宝網(TAOBAO)などのオンラインショップでは、さらに低価格化が進んでいる。このような爆安オンラインショップの台頭で、超高額だった国外メーカー製品が一般的な収入の世帯でも購入できるようになってきた。となると、相対的に、政策主導キャンペーンで低価格家電を販売している中国メーカーは苦しくなる。 この状況