宮崎県日南市議会の小玉弘明議員(50)が道路交通法違反(酒気帯び運転)で摘発された問題で、市民有志らでつくる市民会議は28日、議員辞職を求める約1万5000人の署名を小玉議員に手渡した。 市議会はこの日、二度目となる小玉議員の辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。しかし、小玉議員は「真摯に受け止めるが、議員としてできることを検討したい」とし、改めて辞職しない意向を示した。 市民会議は10月28日に発足。「辞職しないのは大多数の市民への背信行為」と訴え、20歳以上の市内在住者に署名を呼びかけた。街頭署名や市自治会連合会などの協力を得て、今月27日までに目標の6000人を大きく上回る1万5561人分を集めた。 この日が初日となる定例市議会の開会前、市民会議の坂田武人代表(73)が、市役所を訪れた小玉議員に署名簿を手渡した。小玉議員は「頑張れと言ってくれる支持者の声も増えている」などと答え、議員を