織田信長がなぜ「名古屋ことば」でないのか――。NHKの大河ドラマで愛知ゆかりの人物が地元の方言を使うよう、河村たかし名古屋市長が異例の申し入れをした。NHK名古屋放送局を24日に訪れ、菅康弘局長に要望書を手渡した。 要望書では、昨年の大河ドラマ「八重の桜」では登場人物が各地の方言で話したことを取り上げ、今年の「軍師官兵衛」で「信長、秀吉、家康がともに(方言)ゼロということは理解できません」と力説。愛知の「三英傑」を産んだ名古屋や三河の方言が使われていないと不満を示した。 2016年の大河ドラマは、豊臣秀吉と縁の深い武将、真田幸村が主人公。河村市長は「名古屋ことばが無視されることがないよう、お願い申し上げる」と伝えた。市によると、菅局長は「制作の担当者にお伝えしたい」と答えたという。 ◇ 名古屋市の河村たかし市長が24日にNHK名古屋放送局を訪れ、大河ドラマでの「名古屋ことば、三河こ