決意に満ちた表情だった。10年ぶりの日本一から一夜明けた30日、日本ハム・斎藤佑樹投手(28)は札幌ドームの荷物整理を行った後、来季への思いを吐き出した。「(2日からの)秋季練習では投げ込みと走り込み…もう練習あるのみです。来年へはもう始まってますから」 【写真】リーグ優勝を決めた9月28日、西武ドームで栗山監督のインタビューを聞く斎藤佑 今季は11試合登板で0勝1敗、防御率4・56。昨秋キャンプから先発一本で勝負を挑んだが、先発では4回途中5失点した7月28日の西武戦(西武プリンス)を最後に先発登板機会は巡ってこなかった。本来は周囲を笑顔にする明るい性格の持ち主のはずだが、「V旅行は全員参加なんですか? 断ることはできるんですか?」と逆取材してきたのが印象的。悔しさばかりのシーズンだったに違いない。 今春、斎藤がプロ野球選手としてより、一野球人としての強い危機感を口にしていたのを、は