「少年野球で、高橋由伸さんに憧れて左バッターになる人がたくさんいて、僕もその1人でした」 数年前、テレビ朝日系列『GET SPORTS』で18年パ・リーグ新人王の田中和基(楽天)がそうコメントしていた。その田中と同じ1994年(平成6年)生まれの大谷翔平も、子どもの頃は背番号24に憧れていたのは有名な話だ。 ヤクルトの村上宗隆は先日の『スポーツ報知』で由伸本人から取材を受け、幼少時はG党だったことを明かし、「僕、小さい頃は高橋由伸さんをすごく見ていて足の上げ方とかめっちゃマネしていました。憧れがあったので今すごい緊張しながら話してます」と初対面に感激を隠そうとしなかった。「好打者でなんでも打てる。先頭打者ホームランのイメージが強いですね」と07年に35発を放ったシーズンを振り返ったが、2000年生まれの村上にとって、小学校低学年のとき出会ったテレビの中の“地上波中継最後のスーパースター”が