「KY(空気が読めない)」。仲間内で異質な人をのけ者にするこんな言葉がはびこるなか、それにあらがい、自分たちを「A世代」と呼ぶ若者がいる。原点は、95年春のある事件だった。(吉野太一郎) 昨年暮れ、大阪市内の居酒屋で、10人ほどの若者が土鍋を囲み、ひととき忘年会を楽しんだ。 酔いが回り、場が盛り上がると、短髪の青年が「社会を変えようぜ!」と叫んだ。誰かが「社会は分からんけど、映画を見た自分の周りは変えていけるかもな」と苦笑いする。車座の中心にいた長髪の若者は「撮影や編集を通じて、自分自身が変わっていくのが大きいよ」と胸を張った。 この日集まったのは、大阪市北区の中崎町を拠点に活動していた映像作家の「卵」たち。07年に設立された「中崎町ドキュメンタリースペース」(NDS)の面々だ。主に市民団体主催の映画祭や自主上映会で作品を発表する。 時々、数人で集まっては作品を批評しあう。 11
トイプードルの「バニー」。きりりとした「眉毛」で近所の人気者=兵庫県西宮市建石町 キリッ。かわいいでしょっ! 人間のような「眉毛」があるトイプードルが人気者になっている。飼い主は兵庫県西宮市建石町の奥田良子さん(77)。近所に住む女性が朝日新聞大阪本社に電話で知らせてくれた。 名前はバニー(メス、11カ月)。人なつっこくて、初対面でも全速力で駆け寄ってくる。大好物はトリのササミだ。 生まれたときは250グラム。一緒に生まれた6匹の中で一番小さかった。生後1カ月ごろ、目の上の「眉」の位置にベージュの毛が生えてきた。他の5匹は奥田さんの知人に引き取られた。奥田さんは「不細工だったのですが、今では一番可愛くなりました」。(山崎聡)
朝日新聞が永住外国人地方参政権(選挙権)に関する全国世論調査の記事をウェブサイト上に掲載した際、誤って沖縄県名護市の有権者を対象としたと記事中で説明していたことが21日、分かった。読者の指摘で誤りに気付き、約1時間20分後に訂正したという。 記事は19日未明、「外国人参政権に賛成60%、反対29%」との見出しで掲載された。本文中では「全国世論調査」と説明していたのに、調査方法に関する記述は「名護市内の有権者を対象に調査した」と説明していた。 このため、ネット上では「参政権推進の目的で、名護市での調査結果を全国調査と偽ったのではないか」との憶測も出ていた。朝日新聞社広報部は「誤って(24日投開票の)名護市長選情勢調査の調査方法の内容を掲載してしまった」と説明している。
左側は、光をあてない場合(A)と標高の高い場所や湖に相当する場所に光をあてた場合(B)の粘菌ネットワーク。右側は上から、Bのネットワークを点と直線で図示した結果(C)、実際の鉄道路線(D)、点同士を単純に結んで作られる最短のネットワーク(E)=サイエンス誌提供 脳を持たない単細胞生物の粘菌を関東地方の形をした寒天上で育てると、実在の鉄道路線に似たエサを輸送する経路を作った。北海道大、広島大など日英の共同研究チームは、輸送効率や頑強性などは実際の鉄道以上に優れていることもあると分析。粘菌の経路を数値計算で再現し、物流や情報のネットワークの設計・評価に応用できるとしている。22日付の米科学誌「サイエンス」で発表した。 真正粘菌は環境によってアメーバ状の変形体になる。複数のエサがあれば各エサを囲む小集団を作り、その間を管状の経路でつなぐ。北海道大の手老(てろう)篤史・科学技術振興機構専任研究員(
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