昨年6月に修復を終えたときのカーネル・サンダース人形=大阪市住吉区、矢木隆晴撮影 大阪・ミナミの道頓堀川の川底から昨春、24年ぶりに引き揚げられたカーネル・サンダース人形が、19日から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)そばにあるケンタッキーフライドチキン阪神甲子園店で常設展示されることになった。「救出」から1年になるのを機に、阪神ファンの多い場所で定住させることにしたという。 1985年の阪神タイガースのセ・リーグ優勝時、興奮したファンが道頓堀店(閉店)の人形を「六甲おろし」の大合唱とともに川へ投げ入れた。この年を最後にタイガースは日本一になることはなく、「カーネルの呪い」とも言われてきた。 昨年春に人形が発見されて以降、阪神電鉄や阪神ファンが「ぜひ甲子園球場に」とラブコールを送っていたが、試合のない日も見られる球場外の店に落ち着いた。 表面ははがれやすくなっているため、ショーケースに