東京都世田谷区は、渋谷~二子玉川園間を走っていた路面電車「旧東急玉川線」(玉電)の車両の補修費を、ふるさと納税方式で区内外から募ることにした。この車両は区内を走る東急世田谷線宮の坂駅前に展示されているが、製造から90年を超えて傷みが激しく、再生して観光資源化を目指す。15日から受付を始め、660万円を目標にしている。 補修するのは、1925(大正14)年製造の車両で、玉電時代の最後の名称は「デハ87号」。69年に玉電が廃止になり、70年に神奈川県の鎌倉~藤沢間を走る江ノ島電鉄(江ノ電)に譲渡され「601号」になった。90年に廃車されて区に寄贈され、現在は「宮坂区民センター」に設置されて住民の休憩スペースなどになっている。 2008年に塗装し直したが、雨ざらしの場所に置かれており、全体的に塗装がはげてさびが発生するなど痛みが激しい。今回、幅広く資金を募って補修に参加してもらうことで「補修後の
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