2020年8月14日のブックマーク (2件)

  • 基礎科学の重要性──『「役に立たない」科学が役に立つ』 - 基本読書

    「役に立たない」科学が役に立つ 作者:エイブラハム・フレクスナー,ロベルト・ダイクラーフ発売日: 2020/07/29メディア: 単行この『「役に立たない」科学が役に立つ』はプリンストン高等研究所のエイブラハム・フレクスナー(1866-1959)、ロベルト・ダイクラーフ(1960-)の二人のエッセイを収録した一冊である。100ページ程度の薄いで、その約半分ほどはフレクスナーによる1930年代に発表された文章を元にしているので、半分古典といえる。 しかし、ここで語られていることはそうそう古びるものではない。短い内容なので簡単に要約してしまうが、それは「基礎研究は重要だよ」ということである。応用研究は成果が見えやすいので、そうした方向に力を入れたくなる気持ちもわかるが、かといって歴史を変えた科学の多くは最初はなんの役に立つのかさっぱりわからない純粋な好奇心の追求からはじまっているのであって

    基礎科学の重要性──『「役に立たない」科学が役に立つ』 - 基本読書
  • きよらかな水、摩訶不思議薬膳中華にアドベンチャー――松本で暮らした1年半 - SUUMOタウン

    著者: 森かおる 2018年春、10年暮らした東京から長野県松市に引越した。勤めていた出版社をわりと勢いで辞め、その後に入った会社も相性が良くなく、フリーランスを名乗り始めていつの間にか2年ほど経っていた。仕事は楽しいものの、どこか浮ついて、地に足のつかないまま、東京の忙しさに乗っかって日々を過ごしていた。 そんなとき、実家のある長野県に戻ることを決めた。大学進学時に京都で一人暮らしを始め、就職先は東京。しかも出版業界だったので、哀しいかな出版社がほぼゼロに等しい長野県で暮らそうと考えたことは働き始めてから一度もなかったのだけど、その年の初めに父が亡くなり、1人になってしまった母がさすがに心配だったのだ。 私は新しもの好きで、美術館やギャラリーに行くのも好きだし、山手線から見えるごみごみした駅前にすら愛着があり、いつか磯野家のような縁側のある一軒家を大好きな古の街・神保町に買って骨を埋

    きよらかな水、摩訶不思議薬膳中華にアドベンチャー――松本で暮らした1年半 - SUUMOタウン