この春、サイバーエージェントではプライベートクラウド環境などを盛り込んだ新たなサービス提供基盤を構築しました。そこで使われているネットワーク環境や現状の課題、今後の展望などについて、篠原雅和氏と高橋哲平氏、村越俊克氏にお話を伺いました。 IPv6に完全対応したネットワークインフラを構築 インターネット上のアドレス資源を管理する「IANA(Internet Assigned Number Authority)」、そして「APNIC(Asia Pacific Network Information Centre)」のIPv4アドレスが2011年に相次いで枯渇し、さらに最近ではIPv4アドレスの不足を理由に、ある通信事業者がグローバルIPアドレスの割り当てを有料オプションとするなど、IPv4アドレスの枯渇は現実的な問題となっています。その根本的な解決策として期待されているIPv6ですが