北京冬季五輪のマスコットである氷の殻をまとった陽気なパンダは今大会、ファンの間で人気者だった――。しゃべり始めるまでは。 愛らしいパンダの「ビンドゥンドゥン」は8日放送の国営・中国中央テレビ(CCTV)の番組で、野太い男性の声で発言。これを聞いたファンがSNS上で怒りをあらわにする事態になった。 中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」ではユーザーの1人が「ビンドゥンドゥンがしゃべり出した。幻滅した」とコメント。他のユーザーも同意し、声が「不快」で最後まで見ていられなかったと書き込んだ。 ビンドゥンドゥンの声に不満を漏らしたある投稿は、ウェイボー上で2万回あまり再投稿されている。 ビンドゥンドゥン、いやビンドゥンドゥンの着ぐるみを着た記者は今回、フリースタイルスキーの楊碩瑞選手(中国)にインタビューしていた。だが、インターネット上で怒りの声が巻き起こる中で、インタビューの中身はすっかり忘れら