百戦錬磨の起業家やビジネスパーソンが講師を務め、分からないことはその場でチャットで質問できる――。これがネット時代ならではの“双方向性”を生かしたスクーの授業だ。スクーは、先が見えない時代に必要とされる“学び”をどのようにとらえ、どんなビジネスモデルで事業を拡大しようとしているのか。前編に続き、同社の社長を務める森健志郎氏に聞く。 →オンライン学習の今(前編):“チャット×生放送”の授業で「ネットならでは」の一体感――「スクー」の授業が盛り上がるわけ 「資格」より「学習ログ」を見て採用を決める時代が来る スクーが掲げる経営理念は、「世の中から『卒業』をなくす」というものだ。そこには“現実世界で学校を卒業した後も、向上心をもって学び続けてほしい”という思いが込められている。社名の「schoo」も「school」から単語の締めくくりの文字「l」を取り去ることで、締めくくるもの――つまり「卒業」